「せっかく頑張って書いた小説だから、できるだけ多くの人に読んでもらいたい!」という思いで、複数の小説投稿サイトに重複投稿してみた感想を本記事にまとめました。
ちなみに、私が投稿したサイトは『小説家になろう』『カクヨム』『エブリスタ』『アルファポリス』『ノベルアップ+』『ノベマ!』です。
また、投稿小説は 『かのやばら園の魔法使い ~弊社の魔女見習いは契約社員採用となります~』という、ライト文芸作品です。
複数の小説投稿サイトに重複投稿してみた感想
感想を一言で言いますと「大変だけど、やってよかった!」です。
重複投稿は、かなり大変でした。
小説を貼り付けて調整確認、タイトルを入れる、ルビを振る、予約設定をするなど、全てのことがサイトの数だけ増えてしまいます。
サイトごとに編集画面が全然違うので、すごく混乱しますしやりづらいです。
さらに、投稿してからの修正に関しては、地味に苦労します。
しかし、大変だった重複投稿ですが、やってみて良かったと思えることがありました。
それは、『どこかのサイトで、多少なりともアクセスがあること』です。
元々、一番アクセスがあるだろうと思っていたサイトが、実際は一番アクセスがないサイトだったので、もし、そのサイトだけしか使ってなかったらと考えると、かなり落ち込んでいたと思います。
アクセスが無いのは、地獄です。
だからこそ、どのサイトで人気が出るかわかりませんし、少しでも多くの人に読んでもらいたかったので、重複投稿をしてみて本当に良かったです。
各小説投稿サイトの感想
私が使用した小説投稿サイトについて、各々感想を書いていきます。
小説家になろう
作品の閲覧数が特に多いサイトでした。
多くのアクセス数があったのですが、なかなかブックマークや評価に繋がらず、悲しい気持ちになりました。
それでも、多くの方に読んでもらえたので、投稿してよかったと思いました。
ただ、予約投稿だと作品へのアクセス数が増えにくいサイトでしたので、毎日手動投稿するのがとても大変でした。
完結することで、アクセス数が増加する『完結ブースト』も発生しました。
小説に挿絵を付けたい場合は、『みてみん』という別のサイトに登録したものしか使えないので、少し手間でした。
カクヨム
カクヨムは、各話ごとのPVがわかるので、最終話まで読んでもらえたこともわかるのが嬉しいです。
ただ、作者の方が宣伝のために、私の作品に訪れることも多く、「作品に評価してもらえた! やったー!」と思った数日後、「評価が取り消されてる……」ということもよくあることでした。
見返りを求める作者さんが多いのもカクヨムの特徴かと思います。
たしかに、たまにアクセスがあるくらいなので、自分から集客しないとなかなか読んでもらえないサイトなのでしょう。
小説に挿絵は付けられない仕様ですが、『近況ノート』という活動報告のような機能では、画像を付けることができました。
エブリスタ
アクセス数が一番伸びなかったサイトです。
かなり期待していたのですが、結果的にエブリスタのユーザーに好まれない作品だったのかもしれません。
あとは、掲示板という機能をもっと利用すれば、見てもらえるかもしれませんので、やってみてもいいかなと思っています。
アルファポリス
おそらくアクセス数が一番伸びたサイトで、ライト文芸カテゴリの日間ランキングで第1位を獲得できました。
アクセス数がわからないのですが、24hポイントという謎の制度にて、5万ポイント越えという大きな成果を得られたので、おそらくアクセス数はかなりのものだったのかと思います。
新着更新作品はトップページに掲載されることと、予約投稿が10分単位ということで、途中から手動投稿に変えました。
アルファポリスは、新作で一ヶ月以内の作品が対象のHOTランキングがあり、そのランキングに載ればアクセス数がかなり増加するらしいですが、ライト文芸では読者の数が圧倒的に少ないので狙わず、毎日投稿による読者増加と完結ブーストだけ狙いました。
先ほど、アクセス数が多かったと言ったのも、おそらく完結ブーストのおかげだと思います。
詳しい内容は、 【アルファポリス『完結ブースト』発生事例を紹介します!】 にまとめてあります。
ノベルアップ+
あまりアクセス数が増えなかったサイトでした。
ノベルアップ+もアルファポリスと同じく、予約投稿が10分単位でしたので、手動投稿にしました。
このサイトも作者同士の交流が、作品のポイントアップに繋がるのではないかと思います。
ノベマ!
アクセス数が伸びなかったサイトです。
基本的に読者のユーザーが少ないのかなと思う感じです。
というのも、ある程度の文字数を投稿すると『宣伝する』ボタンが押せるようになり、トップページに掲載してもらえるのですが、それでもアクセスが増えませんでした。
予約投稿が一度に20件までしかできないことで、定期的に予約投稿を追加しないといけないのが手間でした。
ライト文芸作品を取り扱っているサイトなので、今後、このサイトがもっと盛んになっていくことを期待しようと思います。
最後に一言「できるだけ読んでもらいたいなら、重複投稿するのも一つ」
重複投稿することで、読まれる可能性が格段に上がります。
だからこそ、できるだけ小説を読んでもらいたいのであれば、掲載サイトを増やすというのも、一つの手段なのかと思います。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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