皆さんは赤ちゃんの育児をしていて、いったいどれくらい頑張ればいいのかと悩むことはありませんか?
私自身、育児を始めた頃はすごく悩みました。
親が寝ずに赤ちゃんの様子を見ていなければダメなのか、赤ちゃんが泣いているときは、絶対に泣き止む方法を見つけなければならないのか、といった具合にすごく神経質になっていました。
でも、あるとき自分の顔が全然笑っていないことを、知人から言われて気づきました。
頑張りすぎても親が体調を崩しては、意味がありませんよね。
そこで、「育児が毎日、辛い。。」と悩んでいる方の為に、頑張りすぎない育児の3つのポイントをご紹介します。
ポイント①:最低限やるべきことを決めておく
まず前提として、育児とは終わりがないものです。
赤ちゃんのことを思うと、赤ちゃんが寝ているときも「自分が寝てしまったら、何かあったときにこの子は死んでしまう。」と思って、なかなか眠れないこともあります。
泣き始めたときも、すぐにでも解決しなければいけないと思って、毎回あれこれ確認したり、赤ちゃんが眠りにつくまでずっとあやしたりして、自分が休めなくなることもあります。
やろうと思えばいくらでもやることはあって、本当にキリがありません。
でもそのままだと、もしかしたら自分が倒れてしまうことにもなりかねませんし、親が倒れたら赤ちゃんは生きていけないのですから、最悪な結果になってしまいます。
だからこそ、“最低限やるべきことを決めておく”必要があるのです。
例えば、赤ちゃんが泣き始めたときの確認項目の例を下記します。
- オムツが濡れていないか
- ミルクを欲しがっていないか
- 室温は適正か
- 熱はないか
- どこかケガをしていないか
- 体がかゆそうではないか
確認項目の中で毎回最低限やるべきことを決めておくと、自分が疲労で限界な時にも、あそこまで頑張れば、あとは様子を見るだけにしようという行動をとれるようになります。
もちろん、しばらくしても泣き止まないときには、何か異変があるのかもしれませんので、残りの項目以上を確認する必要はあります。
決めておかないと、結局全部確認し、泣き止むまでずっとあれやこれやと確認をし続けなければなりません。
上記項目は重要なものですので全て確認して、その他は確認せずにしばらく様子をみることにしてもいいと思います。
赤ちゃんはとにかく泣きます。
赤ちゃんの考えは理解できないし、親が何をしたって、泣き止まない時だってたくさんあります。
常に完璧にやろうとフルスロットルで育児をするのではなく、毎日変わらず続けられる育児をしていくためには、“最低限やるべきことは決めておく”ことが大切です。
ポイント②:周りに流されすぎない
育児をしていると様々な方からアドバイスをもらうことがありますよね。
そこで気になるのが、自分の育児方法を否定してくる人がいることです。
自分のことを思って教えてくださるのは、とても嬉しいことなのですが、言われた側の気分は良くないですよね。
「なんでこんなに自分の意見を押し付けてくるのだろうか。」と、顔はニコニコしながら対応しなければならないなんて、ただでさえストレスが溜まっているのに、精神的に大きな負荷がかかってしまいます。
相手が言っている育児方法が自分のやっているものと違うと、自分の育児は間違えているのではないかと不安になります。
その不安はなかなか解決できず、精神的にもよくありません。
だからこそ、“周りに流されすぎない”ことが大事です。
そもそも否定してきた人と言われた人とでは、家庭環境も違うので育児の方法も異なります。
例えば、夫婦のみ育児、片親育児、祖父母の介護しながら育児が同じように子育てできるわけがなく、家庭環境が違うとどうしても育児方法が変わってきます。
また、仕事についても夫婦で就業時間がバラバラだったり、出張が多かったりすると育児が思うようにできませんし、負担も大きくなってしまいます。
忙しい生活をしていると、子供の朝ご飯が準備できず、レトルトご飯に頼りがちになってしまう家庭も多いでしょう。
同じ朝でも、子供のご飯は祖母が作り、親は子供の寝顔を撮影している家庭もあるでしょう。
仕事で忙しい親もできるだけ子供と過ごす時間が欲しいものの、生活するためにはたくさんの仕事をやらなければならないので、とてもストレスが溜まります。
家庭によって育児環境は大きく変わってきます。
子供がしっかりご飯を食べて、心身共に健康で大きくなれることこそ、親の望むものではないでしょうか。
どこの家庭もいろいろな環境の中で、一生懸命に育児をしています。
周りから言われたことで悩み過ぎず、親が精神的にも健康でいるためには、“周りに流されすぎない”ことが大切です。
ポイント③:できるだけ2人以上で行う
育児をしていると、気が付かないうちに、自分の健康状態がわからなくなることも多々あります。
1人でどうにかしなければならないと思いこんでしまい、本当は頼れる人が身近にいたとしても、頼ることなく頑張ってしまいます。
だからこそ、“できるだけ2人以上で行う”ことが大事なのです。
頼る相手は、身内が一番です。
友達に頼んだ場合は、逆に子供の世話を頼まれてしまうこともあり、貸し借りの世界になるため、あまり推奨できませんが、どうしても身内に頼れないときには、お願いしてみるのもいいかもしれません。
できるだけ2人以上で行うことで、下記メリットがあります。
- 育児の負担が減る
- 休む時間ができる
- 息抜きに外出ができる
- 育児協力者が自分の体調不良に気づける
身近に頼る相手がいない方や、頼ることに抵抗がある方もいるかと思いますが、まずは自分が健康でいるためにも、ぜひ検討してみてください。
最後に一言
育児をする上で、頑張りすぎない育児の3つのポイントをご紹介してきました。
親が頑張りすぎて笑顔を無くしてしまっては、子供がとても悲しい思いをします。
育児本に書いている内容を完璧にこなす人はいませんし、育児本に書いていないやり方もたくさんあります。
子供がいることは幸せなことです。
親が疲れた時にも、子供は満面の笑みをくれます。
各家庭に合った、自分たちが納得できる愛のある育児をしていきましょう。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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