プライドが高い人については、なんとなくわかっているようで、よくわかっていないことが多いのではないでしょうか。
本記事では、『「プライドが高い人」特徴・メリット・デメリット』『プライドが高い人は、2種類に分けられる』『「プライドが高い」を直す方法 ※めんどくさい人と言われたくないなら』についてまとめています。
「プライドが高い人」特徴・メリット・デメリット
プライドが高い人は、基本的に下記のような特徴があります。
自分の中にあるプライドが高いと、決して失敗したくないと全力で行動することができ、芯があって頼りになる人と思われることも多い反面、その行動が自己中心的過ぎて、他人に迷惑をかけてしまう場合には、めんどくさい人だと思われて嫌われることも多いです。
また、プライドが高い人の基本的なメリットとデメリットを下記にまとめます。
プライドが高いと、大事な夢を叶える可能性を高めることができます。
逆に、プライドが低い人は、「私なんか大したことありませんよ。」と口にしがちで、心の中では「本当は失敗したくないけど、本気でやって失敗するのが怖いから、”本気ではなく手を抜いているフリをしよう”」と思っていますし、そんな気持ちであれば成功する可能性が高まることはないのです。
「失敗したくないから、本気で取り組む人」と、先ほどの「本気で取り組んで失敗するのも嫌だから、手を抜いて取り組む人」のどちらが成功する可能性があるかと言えば、前者になります。
それは、前者の方が、成功するために考える時間、成功するために使う力が多いからです。
だから、「失敗したらどうしよう。どうふるまえばいいかな。。」などの余計なことを考えることもなく、成功することだけに精神を集中させることができ、夢を叶える可能性が高まるのです。
「失敗したくないから、本気で取り組む人」とは、その道の「プロ」のことを指すのです。
自分の中のプライドを守ろうとする時には、他人の心配よりも自分の心配ばかりを考えてしまいがちで、勢いで自己中心的な行動をとってしまうこともあります。
自分の中で大切にしているプライドを傷つけられる恐れがあるからこそ、なんとしても抗いたくなるのです。
自分のプライドを守るために、他人を傷つけることになってしまっては、それはそれで問題なので、注意が必要です。
また、プライドが高いと、負けず嫌いな気持ちが強くなってしまいますので、負けた時には「最悪だ!!こんなことになるなんて人生終わりだ!!」のように、とてつもなく悔しい気持ちに支配されてしまいます。
やはり、プライドが高ければ高いほど、負けた時のショックが大きいので、プライドを守るというのは、自分の人生を守ることとも言えるのです。
プライドが高い人は、2種類に分けられる
プライドが高い人は、「①努力してきた分野ではプライドが高い人」「②努力してきた分野だけでなく、努力していない分野でもプライドが高い人」の2種類に分けられます。
努力してきた分野ではプライドが高い人
「テニスは小さい頃からやってきたから、素人には負けられないプライドがある!でも、サッカーは全然やったことがないから、負けられないプライドはない。」というように、努力をしてきた分野ではプライドが高い人がいます。
そのような人は、自分が今までやってきたことをしっかりと承認できている人なのです。
プライドがあるから「○○は負けたくない。」、プライドがないから「○○は負けてもいい。」。
もしも、ずっと何年も頑張り続けてきたことを「自分はまだまだ素人にも勝てる自信がありません。」と言ってしまうのであれば、プライドを持てているわけもありませんし、それは頑張ってきた自分に対して、思いやりのない言葉だと思います。
頑張ってきた分を「たくさん頑張って、すごいぞ自分!」と、自己承認してあげられていないのです。
自分の頑張りをしっかりと理解して褒めてあげられるのも、一番良く分かっている自分なのです。
ですので、プライドがあるということは、しっかりと自己承認できる自分になれているのであり、とても素晴らしいことだと思います。
よって、努力してきた分野ではプライドが高い人というのは、「自分に対する思いやりを持ち、自分が今までやってきたことをしっかりと自己承認できる人」なのです。
★努力してきた分野ではプライドが高い人
自分に対する思いやりを持ち、自分が今までやってきたことをしっかりと自己承認できる人
努力してきた分野だけでなく、努力していない分野でもプライドが高い人
先ほどの「①努力してきた分野ではプライドが高い人」というのは、自分が努力していない分野に関しては負けても仕方がないと思えているのに対して、「②努力してきた分野だけでなく、努力していない分野でもプライドが高い人」というのは、努力していない分野でも負けたくないと思う人になります。
「負けることを極端に嫌う」もしくは、「自分より下だと思った人との勝負は絶対に負けたくない」といった価値観から、いわゆる負けず嫌いな人になり、明らかに実力が無いから負けたことを仕方ないと思えず、潔く負けを認めることもなかなかできない方が多いです。
「勝つための努力はしていないけど、それでも負けたくない。」という都合の良い考えを持っているからこそ、負けた時にグチグチ言って、歯がゆい気持ちで終わってしまうことが多く、大きな悩みを抱えたり、対人関係でのトラブルを引き起こす可能性が高いので注意が必要です。
自己承認という観点では、過剰に自分の実力を認めている状態とも言えます。
やはり、努力しないのにプライドが高いというのは、あまりいい事がありませんので、できれば「負けたくないから、勝つための努力をする。」という考え方に変えていくのがいいと思います。
もし、その考え方に変えることができれば、元々が強い気持ちの持ち主ですので、今以上に大きな成果を掴む可能性が高い人になっていけると思います。
ちなみに、考え方(価値観)を変える方法については、下記リンクの記事に詳しく記載していますので、ぜひご覧になってみてください。
★努力してきた分野だけでなく、努力していない分野でもプライドが高い人
「勝つための努力はしていないけど、それでも負けたくない。」という都合の良い考えを持ち、努力していない分野でも負けたくないと思う人
「プライドが高い」を直す方法 ※めんどくさい人と言われたくないなら
プライドが高いのにも、メリットがあるのは理解したけども、それでもプライドが高い自分を変えたいと思う方もいらっしゃると思います。
そこで、「プライドが高い」を直す方法をご紹介します。
プライドが高いのは、自分の中にある価値観が関係しているので、その価値観を明確にして、新たな価値観に変えていくことで、プライドが高い自分からプライドの低い自分に変えていくことができます。
しかし、価値観を変えるためには、強制的に新しい価値観へ変更する方法もありますが、それだとリスクが大きいので、私は推奨していません。
私が推奨する価値観を変える方法は、自分の中にある「プライドは高いほうがいいに決まっている」という価値観と、「プライドは低いほうがいいに決まっている」という新たな価値観を比較して、後者が優位だと心から思えるようになれば、価値観を変えていくことができるという方法です。
そのためには、自分のことをもっとよく知る必要もありますし、その後の価値観の定着にも時間と根気が必要となってきますので、容易なことではありません。
それでも、自分の中で気掛かりだと思い、日々悩んでいるのであれば、早い段階で変えていく努力をするのも大切なことだと思います。
価値観を変える方法については、下記リンクの記事にて詳しく記載していますので、ご覧になってみてください。
最後に一言
プライドが高い人について、掘り下げて考えてみることで、新たな発見や再確認ができたのではないでしょうか。
自分がなりたいものになるためには、時には立ち止まって考えてみることも大切だと思います。
また、「プライドが高いのに自信がない」と悩んでいる方は、下記リンクの記事もぜひ参考にしていただければと思います。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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